うつ病の疑問
2017年04月10日更新 2017年03月31日公開

うつ病になったら仕事はどうするべき?

うつ病にかかってしまった場合、とにかく考えること、決断することから逃げ出したくなっていまいがちです。うつ病になったとき仕事をまずどうするかについて、ドクター監修のもと詳しくみていきましょう。

仕事をかかえながらうつ病を発症してしまうと、さまざまな理由から対処に困ってしまうことがあります。また、そういった状況で悩み困ってしまう人こそが、うつ病を発症しやすいとも考えられます。ここでは、うつ病を発症してしまったときの仕事への影響や、休職する際の流れを重点的にみていきましょう。

うつ病になる原因

うつ病の原因にはさまざまな要因が絡んでくることが多く、一概に言い切ることは難しいと考えられます。特に、規則や成果、重圧や不安などが渦巻いている会社では、なかなか自分のペースで息抜きできず、根を詰めて仕事に専念してしまう人も珍しくはありません。そして、そういった性格の人こそがうつ病を患いやすいという考え方もできるでしょう。

主な要因はストレス

さまざまな要因が存在しますが、元をただせばいずれもストレスが関係してくることがわかります。思いどおりにいかない部下、理不尽な上司、肩書きがつくにつれて重くなっていく責任、周囲の環境と自分自身の剥離など、考え始めればキリがありません。ストレスと仕事は切っても切れない仲という考え方もできます。しかし、このストレスをうまく発散できている人とうまく発散できていない人が存在します。

このコントロールは性格によるものが大きいとされ、几帳面で責任感が強い人ほどストレスを発散しきれていないという風にみることもできるでしょう。休みの日も仕事のことを考えてしまっている、心から打ち込める趣味がない、お酒を飲まない、小さなことを気にしてしまいがちといった方は、ストレスが解消しきれていない可能性があります。

慢性的な疲労

長時間におよぶ拘束時間や過剰な休日出勤といったことがつづいていくと、当然体は疲労を蓄積していきます。うつ病だけではなく、他の疾患を抱える可能性もありますので、休めない状況がつづくというのは、想像以上のデメリットにつながるということも考えられるでしょう。

うつ病と仕事への影響

うつ病にかかってしまった場合、さまざまな症状があらわれます。それらには仕事に悪い影響を与える可能性があるものも含まれています。

集中力が低下する

物事への集中力が極端に低下する可能性があります。まじめな性格なのでなんとか集中しようとしますが、考えがまとまらず堂々巡りとなってしまい、その結果、答えを導き出すまでの時間が長くなってしまったりします。

また、集中できていない中で導き出した答えなので、ときには適切な判断に欠ける答えになっていることもあります。その影響でなんらかのミスを誘発してしまうケースもあり、さらに自分を追い込んでいくという悪循環につながることもあるでしょう。

意欲の低下

仕事だけではなく、さまざまなことに対して意欲が低下してしまいます。趣味はもちろん、うつ病の代表的な症状に性欲の低下なども存在します。そういった面に対して意欲がなくなってしまうということは、仕事に対するモチベーションも保ちにくくなってしまいがちです。

それだけではなく、気力があっても、それが行動につながらず面倒になってしまうという症状もあります。小さなことでも実行するのにエネルギーを多く必要としてしまい、客観的にみたとき、動作が鈍くなったという風にも見えてしまいます。

イライラする

小さなことが気になってしまったり、人からの発言、批評に過敏になってしまったりすることで、イライラしやすい状態がつづいてしまうこともあります。やたらに気持ちが焦ってしまったり、じっとしていられなくなったりということもあって、落ち着かなくなってしまいます。

うつ病になったときの対処法

うつ病は他の疾患と違い、特有のハッキリした症状が表にあらわれるわけではありません。周囲からみたとき単純に、ダラダラしている、動作が遅い、決断力に欠ける、考えが足りない、といったネガティブな評価がくだされることもすくなくないでしょう。

そして、ネガティブな評価を過剰に気にして、必要以上に頑張ってしまったり、罪悪感を抱いてしまったり、空回りしてしまったりというケースもあります。その結果、自分のエネルギーが枯渇してしまう状態がつづいていくと考えられます。

エネルギーを補う

治療に対して念頭に置かなければいけないことは、慢性的に枯渇しているエネルギーをいかに補うかという点です。通常の人であれば、セロトニンやノルアドレナリンといった神経伝達物質がうまく分泌されているため、活力につながるエネルギーが適宜変換されていきます。

しかし、うつ病にかかっている場合、これら神経伝達物質の分泌に異常をきたしていることが多くのケースでみられます。このため、性格的にエネルギーを消費しやすいにもかかわらず、うまく変換できていないため慢性的にエネルギーが枯渇してしまうということになります。

まずはセロトニンやノルアドレナリンといった物質が、一般人と同じように作用するようにすることが大切です。ここを補うために一般的に使用されるのが抗うつ薬となります。

休養

同様に休養をとるようにし、心身共に休める状況をつくることが大切です。

休職する際の流れ

最近はメンタルヘルス相談の窓口などが設置されている企業も増えてきていますので、まずはこちらに相談してみましょう。相談窓口がない場合は、地域毎の保健所や保健センターなどでも相談することが可能です。実際にドクターに相談して休業することが決まったあとは、医師に「病気休業診断書」を書いてもらいましょう。この診断書を職場の管理監督者に提出することで、休業が始まります。

休職する際の保証について

うつ病でやむなく休職する場合、傷病手当といった制度があります。これは病気などで会社を休む必要があり給与がもらえなくなったとき、不安を抱かずに休養できるように、最長で1年半にわたり、給与の一部にあたる金額を支給してもらえる制度です。健康保険に加入しているなどの条件はありますが、勤務先の人事労務管理担当の部署に、申請について相談してみましょう。

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