うつ病の疑問
2017年04月10日更新 2017年03月31日公開

うつ病が治らないのはなぜ?

うつ病は、治療期間が長くなることも多いため、治療に対する理解が必要となってきます。そのため、うつ症状がこのまま治らないのではないかと不安になることもあるでしょう。ここでは、うつ病についてドクター監修の記事で解説します。

うつ病は、薬を飲んですぐ効果がでるというよりも、時間をかけてゆっくりと回復へと向かって治療するものだと考えられています。中には、さまざまな治療を行っても、うつ病が改善しにくいこともあり得ます。うつ病が治らないとされている原因や長引かせないための対処法について紹介します。

うつ病は治る?

うつ病は治るという表現よりも、軽快する(以前の元気な状態がほぼ回復している状態=「寛解」状態)といういい方が正しいといわれています。

うつ病は、未治療の場合でも6~12か月ほど症状が続いたあと、自然に軽快していくとされています。きちんと治療を受けた場合には、多くの方が3~6か月ほどで回復するといわれています。うつ病は、治療を始めてすぐに治療が終了するものではありません。治療するための過程ではある程度、期間が必要であるといわれています。治っていく間に、よくなったり、わるくなったりといくつかの小さな波がありながら、1段ずつ階段をゆっくりと上がるように改善していくとされています。そして、8割ほどのうつ病は、寛解状態を迎えることができるといわれています。

うつ病が治らない原因

うつ病が治らないと考えられている原因としては、治療の継続が困難になってしまうことや治療に対する理解、うつ病という病気自体に対する理解が、本人も含め周りの方も低いということが考えられます。ここでは、具体的にいくつかの原因について解説していきます。

正しく薬を服用していない

うつ病の治療として、薬を使用してよく休むことがあげられます。治療に使用する抗うつ剤は、少量から始め、2~4週間ほどかけ有効量まで薬を増量させていくことがあります。そのため、薬の効果があらわれるとされるのに3から4週間ほどかかることがあるといわれています。

抗うつ剤に限ったことではありませんが、副作用やその効果は、個人差があります。医師がどの薬を使用し、どのくらいの量にするのか試行錯誤し決めていかなければならないとされています。薬を服用し副作用がでてやめてしまうということもありますが、やめてしまうのは効果的ではありません。薬を飲んだときに起きた出来事を医師にフィードバックして、自分に合った薬を選んでいくことが必要です。

よくなったからと自分で服用を中止すると、再発の危険性も考えられるため、決して自己判断で中止しないようすることが大切です。また、薬の変更をくりかえすにもかかわらず、いつまでも回復しないと治療を諦めてしまうこともあるといわれています。

病気として対処できていない

うつ病を病気として対処せず、適切な治療を受けないでいると上記に記載したように軽快までに2倍以上の期間がかかってしまう可能性があります。症状が長引くほど、治療に対する意欲が減少してしまうことも考えられます。うつ病は、症状が意欲や感情、行動にでてしまう病気と考え、適切な治療を受けるようにしましょう。

十分な休息を取っていない

うつ病に陥ったら、できる限り休むことが大切だといわれています。在職中の方は、休むと再び仕事に行けなくなってしまうのではないかと心配してしまうことがあるかと思いますが、休職制度などを使い、思い切って休むことが重要だと考えられています。逆に、きちんと休息をとらないとうつ病が回復しないため、働くことができるようになるまで時間がかかってしまいます。

医師との相性

うつ病の治療を行う際、医師と患者とのコミュニケーションは欠かせません。患者に適切な薬や治療を行うためには、患者本人から病気の成り立ちや個人史などの情報を得る必要があります。このため、医師との相性が重要となっていきます。

うつ病を長引かせない対処法

上記に記載したとおり、うつ病がなかなか治らない原因としてあげられている理由を知ることも、病気を長引かせないために必要だと考えられます。うつ病の治療は短期間のものよりも長期間行うことが多いため、ゆっくり、しっかりと治療を行っていってください。また、うつ病は、再発することもあります。再発してしまうと、もう一度治療を行わなくてはなりません。そのため、再発を防ぐことも病気を長引かせないために必要なことだといわれています。

うつ病の治療で大切なことは、元気になり回復したとしても、すぐに薬を止めないということです。治療には、いくつかの期間があります。その中で、寛解を迎えるのが回復期と呼ばれる期間だといわれています。この時、元気になったからと薬を止めてしまう方は珍しくはないとされています。その結果、寛解まできたものの、再発してしまうことがたびたびあります。薬の長期服用は、副作用など心配なこともあるかと思いますが、薬を徐々に減らしていくにも、そのタイミングは医師とよく相談することをおすすめします。

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